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ワインとは (その1)
ワインとひと言で言っても日本人が知っているワインはほんの少し極一部しか知られていない、日本人の性格なのか流行りでしか覚えないためその知識は曖昧で、浅く広くでしかない。1番の良い例がボジョレー・ヌーボーである、これも企業戦略で10月はイベントもこれといった事もなく飲食業界もふるわない時期でもある。そこで自分達の持っている商品で力のない物を底上げするための戦略を探し求めた、日本も同じことで祝っている収穫祭、これは全世界にある祭りでもあるもしこれが日本酒だったらこれほどまでに盛り上がる事はなかったであろうごくごく普通の事なのだが、ワインでかつ時差の関係で世界で1番早く飲めると言ったことで人気が出たのである。
がしかしそもそも出来立てのワインに評価をつけたり旨さの表現が出来るのであろうか、樽熟成して商品になるもの熟成も無しに飲んでいる。日本では日本酒をどうしているのか東北や日本海側の醸造所のある町では部落では振舞酒が振り舞われる。無料であるし町のお祝いでもある今年も出来ましたと、神様への奉納と言う儀式にもなる。
ボジョレーも同じことである、今となってはボジョレー・ヌーボーと言う商品だと商品名と思われてしまっている。ボジョレーとは地名でありヌーボーとは出来立てのワインということである。現地の部落も日本と同じく今年も出来ましたと振る舞う酒であり瓶詰めはしていない樽から直接グラスに注ぐか日本で言うとこのピッチャーのような物に注ぎ皆の所を回るのである。
同じ金額を出すのであれば考えれば解るようなものだが、そこが浅く広くの知識により呆けてしまっているのだろうしかも年々価格が上がっているにも関わらずである。
ワインとは醸造酒であり主に原材料に葡萄を使ったお酒である。
ワインとはカテゴリーであり何をどれをさして述べているのか、そこを知らずにワイン好き派と言うのも難しいものだと、そもそもそれに特化した専門家が紹介しないのが根本的問題点でもあるのだが、日本ではこのカテゴリーだけが一人歩きしているが為に知られていかないのが現状であり70年代頃からの知識のままなのである。そのお陰で未だにアメリカの酒と言えばバーボンしかしらないアメリカと言う国の大きさ日本の小ささ、州の数だけで50州その1州の中の本当に小さな村の名前それがバーボン。
ワインとはカテゴリーでありそこから分類されていくのであるここから、たったこれだけこの分類を知ることこそが1番大事な部分なのだと思う。それを知ってこその好きと言えるのではないだろうか、なぜかカテゴリーだけの人間に多く見られるのがそれを語ろうとする輩である。
ワインとは一般的に飲まれている物2種類と残り2種類の計4種に分類し本来日本においては残り2種の物の方が昔からよく知っているのだが、忘れられてしまったワインである非常に残念過ぎる国でもある。
分類 何処にでも売っているワイン2種を
スティルワインとスパークリングワインと言うのであるが何故かこのスパークリングだけはクリスマス効果もあってか認知されている、80年代にブームとなったシードルここ最近もまた聞き始めたスパークリングでもある。
そして残り2種が
フォーティファイドワインとアロマタイズドワインである。中でもフォーティファイドワインに関しては日本は古くは戦国の世から知られたワインでもある、ポルトガルとの交易が始まったころから上納品として書物に書かれている葡萄酒、一般的にそう思われているのがスティルワインだが、そうではなくフォーティファドワインであるポルトガル名産のポートワインが献上されいたのではないだろうか、映画やドラマ、マンガではそこまでの知識は必要なく見た目重視の為強調したスティルワインに置き換えられているが、事実その当時のワイングラスを見てもそこまでの量を飲む容量の物ではない、小さなグラスである。
近年では忘れられてしまっているサントリーの赤玉は正しくその名残で言い方は時代で変わってはいるが、そもそもは赤玉ポートワインと名乗っていたのである。そして今の山梨ワイナリーはそもそもこのポートワインのための葡萄の栽培を行って居た場所でもあるのである。